サーバーの運用体制について

サーバーというのは企業や個人にとってたいせつなデータを格納したり、広く外部の人が閲覧するようなホームページを表示したり、電子メールの送受信をしたりするためには不可欠のものといえます。そのため、いかなる事態があったとしても、安定的に運用できるようなものでなければなりません。そこで、大手のインターネット接続業者などが、こうしたサーバーを運用する場合には、その体制についても万全を期しています。たとえば、サーバーを保管している専用の部屋には、カードや電子キーによってロックがかけられており、特定の権限があるスタッフしか入室できないようにしています。

入室の際には上司の許可を得て、そのつど事実を記録するといった方針としている場合もあり、これらは通信の秘密が漏洩しないように細心の注意を払った上での措置ということができます。また、室内は空調によって最適な温度に保たれており、人間にとっては多少肌寒いと感じる場合がありますが、これは熱による機器の暴走や故障などを防ぐために必要なことといえます。サーバー本体は地震などによって容易に落下しないようにラックに配置されているほか、停電の際にも無停電電源装置によって電力が供給され、復旧までの時間のつなぎができるようにも配慮されています。さらに、通常はエンジニアが監視ソフトなどを使ってサーバーの挙動を常時監視しており、もしも不正アクセスなどがあった場合には、即座にそのアクセスをシャットアウトするなどの対策をとっています。

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